ガラケー時代と言えば“赤外線通信”ができるのが普通でした。
しかし、iPhoneには赤外線がありません。
「iPhoneは便利だけど赤外線通信できないのが勿体ない…」と嘆いている方も少なくないのではないでしょうか?
実は、iPhoneにも赤外線通信同様の機能があります。
赤外線は搭載されていませんが、赤外線通信のように端末同士のやり取りは可能です。
今回は、そんな赤外線通信のやり方を解説していきます。
赤外線通信同様の機能設定からおすすめアプリまで紹介していきますのでお見逃しなく!
1.そもそもiPhoneに赤外線が搭載されていない理由は?
ガラケー時代は、連絡先の交換をする際“赤外線通信”を使用するのが一般的でした。
しかし、iPhoneには赤外線機能が搭載されていません。
何故なのでしょうか?
実は、“赤外線通信”で連絡先を交換する…というのは日本では当たり前の方法でしたが、海外ではメジャーではありませんでした。
電話番号の交換が一般的だったので、そもそも赤外線通信というものが重視されていなかったんですね。
その為、海外製品であるiPhoneにも赤外線が搭載されなかったのです。
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2.赤外線同様の機能“AirDrop”の使い方
冒頭でもお伝えした通り、iPhoneには赤外線がありませんが、赤外線同様の機能があります。
それは“AirDrop”です。
下記にAirDropの使い方を解説していきます。
①“AirDrop”でできること
AirDropでは様々なデータの送受信をすることができます。
AirDropで送受信できるデータの一覧は以下のとおりです。
- 連絡先
- 写真
- 動画
- 書類
- WEBページ
②“AirDrop”を使用する前の準備
AirDropを使用する前に、しておくべき下準備があります。
送信する側も受信する側も下準備が必要になるので、簡単に終わらせましょう。
まず、送信する側のiPhoneはWi-FiまたはBluetoothをオンにしておきます。
手順は、ホーム画面の下部から上にスワイプしてコントロールセンターを開き、
Wi-FiまたはBluetoothをオンにします。
受信する側のiPhoneは、AirDropの受信を許可しておく必要があります。
手順は、上記と同様ホーム画面の下部から上にスワイプしてコントロールセンターを開き、
「AirDrop」をタップして、
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「すべての人」を選択します。
連絡先に登録している人とデータをやり取りをする場合は、「連絡先のみ」を選択すればOK。
ただしその場合、相手もiCloudにサインインしておく必要があるので要注意です。
③“AirDrop”を使って連絡先を交換する方法
まずは送信側の手順です。
ホーム画面から「連絡先」アプリをタップして、
送信したい連絡先を選択し、「連絡先を送信」をタップします。
「タップしてAirDropで共有」というページが表示されるので、対象者のアイコンをタップしましょう。
送信が開始され、受信側に共有するかどうかの通知が届きます。
「受け入れる」をタップすると情報として連絡先が受信されるので、保存しましょう。
④“AirDrop”を使って画像を送る方法
まずは送信側の手順です。
ホーム画面から「写真」アプリをタップして、
送りたい画像を選択してから、左下の共有ボタンをタップしてください。
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「タップしてAirDropで共有」というページが表示されるので、送信する対象者のアイコンをタップしましょう。
受信側に共有するかどうかの通知が届くので、「受け入れる」をタップしてください。
画像の送受信の完了です。
⑤“AirDrop”を使ってメモを送る方法
まずは送信側の手順です。
ホーム画面から「メモ」アプリを起動し、
送りたいメモを選択してから、下の共有ボタンをタップしてください。
「タップしてAirDropで共有」というページが表示されるので、送信する対象者のアイコンをタップしましょう。
受信側に共有するかどうかの通知が届くので「受け入れる」をタップするとメモの送受信が完了します。
⑥“AirDrop”を使ってSafariのページを共有する方法
まずは送信側の手順です。
ホーム画面から「Safari」を起動し、
共有したいページを開いてから、下の共有ボタンをタップしてください。
「タップしてAirDropで共有」というページが表示されるので、送信する対象者のアイコンをタップしましょう。
受信側に共有の通知が届くので「受け入れる」をタップすることでメモの送受信が完了します。
⑦“AirDrop”を使用する際の注意点
AirDropを使用する際にはいくつか注意点があります。
まず、AirDropはデーター通信を伴う機能のため、バッテリーの消耗が激しいです。
バッテリーには十分に余裕を持ってから作業するようにしましょう。
また、極稀なケースですが、AirDropを「すべての人」に設定している場合、周りにいる知らない人からファイルが送信されてくる可能性も考えられます。
個人情報の取り扱いには十分注意しましょう。
3.iPhoneにおすすめの赤外線同様機能を持つアプリ2選
連絡先や画像などのデータを送信する場合、AirDropを使ってやり取りするのが基本ですが、アプリを使って赤外線を利用することも可能です。
ただし、赤外線アプリを使用する場合、アプリは無料ですが別途で赤外線専用のアダプタが必要になるので注意してください。
それでは、おすすめの赤外線アプリ一つと、赤外線同様機能をもつおすすめのアプリを一つ、紹介していきます。
①IrDATransfer
赤外線専用アダプタを利用して赤外線通信を行うアプリ。
App Storeでインストールできる唯一の赤外線専用アプリになります。
iPhone同士だけではなく、従来のガラケーと電話帳や画像も送受信が可能です。
②Zeetle - 連絡先を一括送信 写真もクーポンも
赤外線専用アプリではありませんが、赤外線同様の機能をもつアプリです。
AirDropのようにスマホ同士で写真や連絡先を交換することはもちろん、お気に入りのお店のカードやクーポンをまとめて管理できたり、QRコードの読み取りができたりと、便利な機能が盛りだくさん。
受け渡しは、“音を聴かせるだけ”でとても簡単です。
まとめ
今回は、iPhoneにおける赤外線通信のやり方を解説していきました。
iPhoneには赤外線がありませんが、赤外線同様の機能がありとても便利です。
連絡先や画像などを共有したい場合は、誰でも簡単にできる手順なのでぜひ今回紹介した方法をご参考ください。